賃貸マンションをホテルへ
福岡県にある株式会社SHIが、11月中に札幌支社を設立し、新規ホテルの「ストライプ札幌」を開業しました。
ストライプ札幌は賃貸マンションとして建てられたものですが、そちらを転用してレジデンス型ホテルとなります。
JR札幌駅から徒歩5分程で、北大にも近く客室は165室と大型の宿泊施設となります。
同社は博多にレジデンスホテルを9店舗開業していますが、マンション1棟丸ごとのホテル札幌進出は初めてとなります。
博多のレジデンスホテルと同様に、キッチン、冷蔵庫、洗濯機、TVを完備し、長期滞在も可能です。
ターゲットは幅広い
顧客ターゲットとしては、ビジネスマンの他、家族連れやグループ旅行まで、様々なシーンで活用できるようにしています。
最大6名を収容できる部屋もあるようです。
また、多言語ができるスタッフを配置し、宿泊者満足度の向上に努めています。
更にすごいのは2020年までに、札幌エリアで1000戸以上の客室開業を目指している計画です。
30㎡くらいの部屋があるマンションを取得していく模様です。

新しいホテル開発
今年の9月の地震で、札幌市内の観光客は落ち込みをみせたもののV字回復してきています。
観光需要があるのにホテル不足のため、札幌市内では次々と新しいホテルが建設されている状態です。
新規ホテルの設立は、通常は土地を取得して建設してと時間もコストもかります。
でも、株式会社SHIでは既存のマンションを1棟丸ごと取得して、賃貸マンション仕様からホテル様に仕様を変更して運営していますので建設コストはなく、仕様変更コストのみになります。
日常の生活ができる様に、洗濯機や冷蔵庫、浴室や食器等の生活必需品が整っており、長期滞在を快適すごす工夫があります。
3人から9人が同室に宿泊できるので、家族旅行や団体客からも人気が高い形態です。
「レジデンス型ホテル」というそうです。
新しいタイプのホテルですよね。
まとめ
札幌市は民泊の届け出は全国1位となっています。
でも、1戸ずつだと、近隣住民との摩擦につながることも少なくないようです。
この「ストライプ札幌」の様に建物すべてがホテル仕様であれば、同じマンション内での摩擦は避けられます。
更に、スタッフが常駐していることにより言語の問題も解消できると思います。
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