ススキノラフィラ再開発
すすきの顔とも言えるすすき十字街、「ススキノラフィラ」の再開発の話があがってきました。
「ススキノラフィラ」は正式ビル名が「ススキノ十字街ビル」で、NIKKA看板のあるすすきのビルの向かい側にあります。

1974年に竣工したビルで老朽化が進み、現在の耐震基準を満たしていません。
2016年には電機設備から火災が発生するなどの被害もありました。
百貨店仕様で造られているため、フロアが広すぎて専門店が入りにくいという課題もあります。
地権者である、イトーヨーカ堂、竹中工務店等の企業6社が建て替えを機に再開発が必要という認識で一致した様です。
以前は小規模な店舗が密集していたため、2008年時点では約20人の地権者がいましたが、今年になり6社に集約されたことから再開発の話が浮上しました。
2019年末までに開発時期や概要を具体的に決め、現在のテナントとの賃貸借契約が終了する2020年の5月末以降に再開発に着手します。
ススキノ十字街ビルの沿革
正式な建物名は「ススキノ十字街ビル」
1974年(昭和49年) 札幌松坂屋でオープン
1979年(昭和54年) ヨークマツザカヤ
1994年(平成6年) ロビンソン札幌
2009年(平成21年) ススキノラフィラ
現在は、グルメコート、雑貨、ファッション、文化教室、地下一階にイトーヨーカドー、地下二階にマルシェコート等が入店しています。
夜はわかりませんが、昼間にススキノへ行くとB1階、B2階以外は結構ガランとしています。
すすきの周辺の再開発
すすきの側は札幌駅前再開発に比べ、勢いはありません。
でも、再開発は2件進んでいます。
南2西3
南2西3の狸小路のサン・デパート建替えは進行中で2022年に竣工予定です。
2022年竣工予定
南3西3
千秋庵ビルも建替え予定で、現在進行中です。
1階はいままでどおり千秋庵が入店し、2階から13階まではビジネスホテルの予定
2019年12月開業予定となっています。
イメージ図はまだみあたりません。
地下街、地下道直結
すすきの周辺の再開発は、すべて地下街や地下道に直結しています。

雪にとざされている季節が長い札幌には、やはり地下街や地下道が直結していないと集客は難しくなるんでしょうね。
ラフィラも地下歩道開通当時は来店客数が3%程度増えたそうです。
今後どのような施設ができるのか注目していきたいです。

