「ミスタードーナツ」の店舗数が減少
日本国内のミスタードーナツ店舗は、2018年3月末の国内稼働店舗数が1086店であると発表されています。
1年前から比べると74店も減っているんです。
北海道内は56ショップ、札幌市内は22ショップとなっています。
今年に入ってから札幌市内で閉店している店舗は以下の4店舗
「新発寒ショップ」
「麻生ショップ」
「札幌北41条ショップ」
「大通公園ショップ」
新発寒ショップは22年間、麻生店は37年間も営業を続けていましたが、今年の8月で閉店してしまいました。
大通公園ショップは立地がよく人も入っていましたが、入居していたビルが札幌中央区役所の仮庁舎として利用することになり閉店。

写真:2018年2月撮影
閉店店舗が多い理由
ミスタードーナツは閉店が多い理由を、契約期間満了や店舗老朽化が影響しているとしており、イートイン需要の多いショップは客数も増加傾向にあると話しています。
一方で、不採算店舗の閉鎖もあります。
フランチャイズ店ですから、店舗の場所や広さ等はそれぞれバラバラですもんね。
店舗数が減ることにより、売上高の減少も続いています。
コンビニにドーナツが本格導入されたことや、健康志向で高カロリーのドーナツをさける消費者が増えてきたことがドーナツ離れの一因ではとされています。
かつてはコンビニドーナツは「ミスドにとって脅威ではない」と言っていた方もいますが、年々品質がよくなっていき、今や価格やおいしさも負けていませんよね。
これが影響して、ミスドは苦戦。
札幌市内はスイーツ戦争中?!
他に競合と考えられるものをあげてみると、札幌市内だけをみてもパンケーキ専門店やコッペパン専門店等がでてきており、さらに11月にはクリスピークリームドーナツが札幌へ参入してきます。
8月に札幌に初進出してきた「幸せパンケーキ」は、WEB予約制なのですがオープンしてから席が空いているのをまだみたことがありません。
同じくパンケーキの「円山椿サロン」もすぐに入れることはなく、待つのを覚悟していかなくてはいけません。
札幌市内に10店舗以上あるフルーツケーキファクトリーも根強い人気です。
ドーナツとケーキは別物かもしれませんが似ているお菓子くくりだと競合かなと思います。
その他のドーナツ以外の競合をあげていくとキリがないですが、北海道内でのお菓子メーカーは多いので戦っていくのが容易ではないですね。
ミスドの戦略と魅力
でも、ミスドも手をこまねいているだけではりません。
ミスド&タニタで、野菜とフルーツを使用した「ベジポップ」の販売。
パテシエの鎧塚俊彦さんと共同開発した「ショコラドーナツ」の販売。
「ミスドゴハン」と名付けてパスタやホットドック等の食事メニュー販売も始めています。
ミスドは、多くの店舗で店内調理を行っていますので、これがコンビニドーナツとの違いといえます。
また、強烈なファンが存在し「ミスドファンミーティング」というものが全国各地で行われています。
ドーナツの食べ放題「ドーナツビュッフェ」のような、コンビニではできないことを行っており、話題性があるイベントを行っています。
(※ドーナツビュッフェは札幌市内では、発寒イオン店のみで実施中。)
2018年3月期の1店舗当たりの売上高は増加し、前回赤字だった営業利益も3.5億円の黒字となっています。

まとめ
今後、札幌市内でのミスドの新規オープンはいまのところありません。
かつてはドーナツといえば、「ミスタードーナツ」のことと言われるくらいでしたが、コンビニや他の店舗でドーナツが発売されるようになり、他店舗の方がコスパもいいので人が流れいる様です。
そういえば私もしばらく食べていませんでした。
近々行ってみようと思います☆

