札幌駅前再開発の先導プロジェクト
札幌市は、「札幌駅交流拠点まちづくり計画(案)」をまとめており、近いうちに策定することを予定しています。
札幌駅南口側の、北5西1地区、北5西2地区の基本構想と北4西3の再開発の事業化検討について公募型企画競争(プロポーザル)で選定することを発表しました。

現在の使用用途をMAPにしてみました。
【北5西1街区】-青空駐車場と駐輪場
【北5西2街区】-1階にバスターミナル、ビックカメラやエスタが入った複合商業施設
【北4西3街区】-再開発ビル検討中、長い間更地でしたが、今年から期間限定店舗のコバルドオリが営業中

北5西1街区は一等地なのに駐車場の理由
北5西1地区は、平成22年に北海道劇場の建設を予定していましたが断念しました。
その間、暫定利用として青空駐車場、駐輪場となりましたがそれが現在に至ります。
土地利用については紆余曲折ありましたが、一等地にふさわしい有効活用が早急に求められる地区です。
青空駐車場はもったいないですね。

ただ、2030年開通の北海道新幹線の話が持ち上がった時には、やっと土地の有効活用ができると安堵された方もいたかもしれません。
北海道新幹線札幌駅の一部として、生まれ変わる予定です。
北4西3街区は長い間更地状態
2009年に旧札幌西武が閉店し、2011年にヨドバシカメラが取得したものの紆余曲折有りで、2017年12月にコバルドオリができるまで、約7年もの長い間更地の状態が続いていました。
現在は、ヨドバシカメラや北海道建設会館などの地権者と検討会を設立し、30階程の商業ビルを建てる再開発を検討中ですが、まだ確定はしていません。
札幌駅前の北5西1、北5西2、北4西3の3つの街区を一体的な再開発へ向けた検討を行うため、公募企画になったものと思われます。
バラバラに再開発すると統一感がなくなりますしね。
土地利用と同時に、北海道新幹線と札幌地下鉄等、既存交通網の整備も求められています。
「環境首都・札幌」をアピールするために、環境にも力をいれ緑地化やパブリックな空間、オープンスペース等も検討していかなくてはいけません。
やらなくてはいけないことが、いっぱいですね(@@)
札幌駅前周辺の再開発

引用:札幌市 街区再整備基本的な考え方
周辺は、再開発予定地がいっぱいです。
北5西1から創成川を挟んで向こう側、北5東1もレンタカーや青空駐車場、立体駐車場となっています。
この地区も、段階的には新幹線駅建設に向けての次のプロジェクトとして進んでいく予定です。
北8西1には、タワーマンションやホテルの計画、北7東1はテイセンボール跡地でこちらにもタワーマンションの計画があります。
この地図にはありませんが北6東2~北6東4もオフィスビルやホテル、マンションの計画があります。
まとめ
こんなにたくさん再開発の予定がありますが、今回の地震で宿泊キャンセルが相次ぎ観光被害といわれていますが、これが札幌市の財政とどうつながっていくのか。
札幌市は、2026年冬季五輪の招致も断念してしまいました。
地震後の風評被害等、嫌なことも続きますが、札幌は元気です。
再開発も計画通りに進んでほしいです。
