ニトリ文化ホール、9月で閉館
ニトリ文化ホールは1971年に建てられた当時最大の客席数のホール、ホテル(120室)、会議室がある施設です。
「旧北海道厚生年金会館」という方が、わかりやすいかもしれません。
老朽化のため、今年の9月で閉館が決まっております。
スケジュールを見てみると、明日の17日に「葉加瀬太郎コンサートツアー2018」があるものの、その後の予定ははいっていませんでした。
さだまさしさん、五木ひろしさん、郷ひろみさん、綾小路きみまろさん等など、大御所も先月まで使用していました。
札幌の中心から交通の便もよくて、いい場所なんですけどね。
外観はそれほど老朽化は感じられないのですが、やはり47年ものあいだたくさんの方に利用された施設ですから、このまま継続は難しいでしょうね。
建物の中や、座席等は昭和感がありレトロな雰囲気があります。

札幌でのコンサートやライブ
現在は札幌で大きなコンサートやライブといえば、札幌ドームですが、かつてはこの「北海道厚生年金会館」が主体でした。
★現在の札幌イベントでの収容人数等
・札幌ドーム 収容人数約53,800人
・真駒内セキスイハイムアイスアリーナが約10,770人
・北海きたえ〜るが約10,000人
現在とは規模は違いますが、当時は2300席といえば札幌市内では最大の客席数だったそうです。
松山千春さんファンは「聖地」としていますし、高橋真梨子さんもコンサートでの利用回数が多いです。
私の年代では、米米クラブやTUBE、今井美樹さん、杉山清隆さん、徳永英明さんのコンサート時にお世話になった懐かしい施設です。
20年札幌を離れて戻ってきた私ですが、その後も子供を連れての「おかあさんといっしょ」や「仮面ライダーショー」等で再度、行くことが多かった施設です。
札幌にお住まいの方々でエンタメ、劇やショー等が好きな方はそれぞれ思い出がある施設ではないかと思います。
ホール機能の継承
施設のホール昨日は、10月7日にオープン予定の「さっぽろ創世スクエア」内の「札幌文化劇場」が継承する予定です。
札幌文化芸術劇場は、芸術にひたる場所ということで愛称hitaru(ひたる)となりました。

2018年10月7日に開業する北1条西1地区の複合施設「札幌市民交流プラザ」内にあります。
北海道初の多面舞台で、注目を浴びています。
2,300席の劇場です。
本格的なオペラやバレエ公演のほか、音響反射板を使ったオーケストラコンサートや、ミュージカル、演劇など、規模の大きな国内外の舞台や、ポップス、歌謡コンサート、大規模な会議にも利用できる施設です。
解体後の予定
ニトリ文化ホールの解体は決まっておりますが、時期は未定です。
解体後は「札幌博物館」の建設候補地の1つになっているようです。
札幌博物館基本計画(概要版)に案としてあがっているだけなので、まだ確定ではないようです。
周りの建物は札幌高等裁判所や検察庁、教育文化会館等がある公共の施設が多いので、おそらくこのまま博物館で落ち着くのではないかと思います。

