「ラ・トゥール」の地方初進出が札幌
住友不動産が手掛ける高級賃貸マンション「ラ・トゥール」シリーズが、東京以外では初の進出で札幌に建設中です。
ラ・トゥールは東京都心の一等地で事業展開を行っている賃貸マンションです。
企業経営者、外資企業役員、各界の著名人向けで平均面積は100㎡以上とか。
国内最高品質の高級賃貸マンションシリーズです。
東京では平均賃料約60万だそうです(@@;)
札幌では、一番安い部屋が3階東向き2LDK(59.07㎡)、16万4000円
一番高い部屋が13階南西角3LDK(95.72㎡)で31万4000円
とのことです・・・そういったお部屋を必要としているVIPの方々も札幌に進出しているということですね。
「ラ・トゥール伊藤ガーデン」は地上30階、377戸のタワーマンションです。
2LDK 59.07㎡~120.43㎡
3LDK 77.55㎡~156.43
角部屋については、足元から天井近くまで広がる「ダイナミックパノラマウィンドウ」を採用しており眺望が楽しめます。
よくドラマにでてくる、バルコニーがなく直接外が見えちゃうアレです。
ダイレクトスカイビューっていうんですかね。
もう別世界です。
JR札幌駅から徒歩8分でありながら、目の前が植物園という緑にも恵まれた場所です。

自然と共生する都心の一等地
植物園の目の前ということや、北海道開拓当時の風景が残っている貴重な土地とされてきたことで、原生林の様なうっそうとした自然が見られる場所です。
敷地計画を見ても、森に囲まれており季節の移ろいや風景が楽しめるようになっています。
また都心に居ながら、自然がいっぱいで喧騒を離れられるという贅沢なつくりでもあります。
本当に原生林そのもので、都心にこんなふうに土地があるのはビックリするくらいです。

現在も周りの木々は生い茂ったままです。
これをどのように整地していくか見ていきたいです。
伊藤組土建名誉会長、伊藤邸の跡地
この土地は、北海道の開拓を支えてきた伊藤組土建が住み続けてきた伊藤邸がありました。
敷地約1・4haもあります。
湧水が出るメム(アイヌ語)の跡などから開拓当時の札幌の風景が残っている貴重な土地とされてきました。
しかし、3代目当主の伊藤義郎氏が、後継者がいないこと等から、土地を一部手放して土地の有効活用を模索しはじめました。
札幌市の都市計画では、一時期は保存か開発かで大きく揺れました。
結局は、邸宅の建っている場所の開発は認めるが周辺の樹木の生い茂る土地は保全することで決定しました。
施工者はもちろん伊藤組土建です。
高級賃貸マンション
札幌市内では”高級賃貸マンション”と言われて建設している物件は、多くないと思います。

分譲マンションが賃貸になっているものが、高額賃貸マンションと分類されていると思われます。
分譲のタワーマンションが家賃収入が目的の投資家に購入されて、賃貸にだされているという感じです。
最初から、賃貸マンションとして建てられているもので「高級賃貸マンション」と謳っているのはこの「ラトゥール札幌伊藤ガーデン」が最初になるかと思います。
まとめ
札幌の一等地で、由緒ある場所にできる「ラ・トゥール伊藤ガーデン」。
東京都以外は初めてということで住友不動産も気合が入っていると思います。
住友不動産は札幌市の再開発計画で、北4東1にも「サッポロシティタワー」を分譲マンションとして建設しており分譲を開始しています。
こちらは31階建て札幌駅から徒歩3分です。
札幌市内は再開発が活発で各デベロッパーも力を入れていることがわかります。