大通東1丁目の再開発計画が公開されました
大通東1丁目は、地権者である北電、北海道中央バス、竹中工務店などが再開発を協議中でしたが再開発の概要が発表されました。
北海道電力本店、中央バスの札幌ターミナル等現在もある施設は北側に移転させて集約。
オフィス、ホテル、商業施設は再開発ビルを建設予定。
再開発ビルの施設計画は、高さ123m、地下2階、地上26階の案が有力候補です。(計画段階)
ホテル、店舗機能を持つ複合施設は、地下に駐車場200台、駐輪場280台を確保する予定。
そして大通公園の延長部分にあたる場所には緑化した大規模なオープンスペースを設ける模様。
ここもやはり北海道新幹線札幌駅の開業を目標に、2029年度開業を目指していく様です。
「創世 1.1.1 区」”そうせいさんく”の一つ
大通東1丁目は札幌市がすすめているまちづくり計画にある再開発予定の「創成1.1.1区」の1つです。
「そうせいさんく」と読みます。
「北1西1地区」と「大通東1地区」と「大通西1地区」を合わせて呼ぶ総称が「創世1.1.1区」です。
第一弾として着手されていた再開発は、「北1西1地区」で”創世スクエア”が10月にオープン予定です。
場所は、大通公園と創成川が交差する札幌の中心部です。
札幌市内のバスや地下鉄(3路線すべて)が合流している大通駅も近く、大変利便性のいい場所になります。
さっぽろテレビ塔や時計等の観光スポットも近いです。
地下通路も、テレビ塔近くから「500m美術館」として隣の東西線「バスセンター前駅」まで徒歩でいくことができます。
現在の大通東1地区の様子
現在は、北海道電力の本店と中央バスターミナル、劇団四季劇場があります。
北電本店も中央バスターミナルも、老朽化していますが、これらを集約する計画です。
劇団四季劇場は2020年8月末で土地賃貸契約を終了すると発表しています。
上演は3月頃まで行い、北海道内からの撤退ではないと表明しています。
まだ、具体的な移転先はまだ発表されていません。
まとめ
札幌の中心部でありながら、うまく活用されていなかった大通東1地区ですが、近年は周辺に高層マンションができはじめています。
大きくは「創成東」という総称でよばれており、人口がこの10年で倍になっている場所です。
テレビ塔がある大通西1丁目までが大通公園とされてきましたが、大通東1丁目まで延長されることになります。
大通東2丁目の一部も札幌市が取得しているので何かしら再開発に関わっていくのではないかとみています。
「創世1.1.1区」の最後となる「大通西1」の再開発にも注目していきたいと思います。
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