現在の新さっぽろ駅周辺の様子
新さっぽろは、札幌市の副都心としてこれから更に大規模な再開発が行われます。
新さっぽろ駅周辺にはたくさんの商業施設や公共施設、病院等があります。
これは昭和46 年(1971 年)に「厚別副都心地区 」として位置付けられ、商業・ 業務・ 文化・ 医療等の整備が計画的に進められてきた結果です。
新さっぽろの街中は、公共の施設や教育施設、宿泊施設や商業施設、道路や公共交通網にいたるまで、とてもキレイに配置されているのがわかります。
これからの再開発事業
これから行われる再開発事業は、第三セクターである札幌副都心開発公社がすすめており、2019年秋頃から着工、2022年には完成する予定です。
※第三セクター-地方レベルにおける公共部門と民間営利企業との混合企業体
公募していた地域は
I街区 - 厚別区厚別中央1-6 (元団地余剰地と駐車場)
G街区 - 厚別区厚別中央1-5 (元市営住宅下野幌団地)
公募にて決定した施設
G街区
教育・産学連携機能施設
・大学施設・・・・(文系学部)地上 6 階/12,176 ㎡
(看護学部) 地上 4 階/7,267 ㎡
・産学連携施設・・地上 2 階/1,392 ㎡
開業時期-平成 33 年(2021 年)4 月 予定
大学、多目的ホール、図書館機能等、学生が集まりやすいにぎわいの創出やコミュニティを期待しています。
ニュース等によると札幌学院大学と恵庭市の産業技術学園が新たな拠点として進出を検討している模様
I街区
商業・宿泊・住居・医療機能 です。
・商業施設・・・地上 5 階・地下 1 階/48,702 ㎡
・ホテル・・・・地上 13 階/13,068 ㎡
・集合住宅・・・地上 31 階・地下 1 階/29,296 ㎡
・医療施設・・・以下の4棟
(A)地上 6 階/9,227 ㎡
(B)地上 6 階/5,483 ㎡
(C)地上 5 階・地下 1 階/6,551 ㎡
(D)地上 7 階/8,176 ㎡
開業時期-平成 34 年(2022 年)4 月 予定
医療施設と宿泊施設を駅周辺に建てることにより、「医療ツーリズム」で長期滞在の旅行者を観光産業として期待がもたれている様です。
※医療ツーリズム-「医療サービスを受けることを目的として他国へ行くこと」
まとめ
提案によると大学、商業施設、ホテル、高層マンション、医療施設など10棟の施設群を建設する計画となっています。
病院や大学、高層マンションに商業施設等、生活に必要な機能が近接しておりコンパクトシティそのものですよね。
厚別区の人口は、札幌市の中では減少している区の中に含まれておりますが、この再開発により変わってくる可能性は大いにあります。
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