札幌の世帯数増加
札幌市の人口は増え続けていますが、世帯数も増加傾向です。
全国では人口減が続くものの、少子高齢化が進み更に未婚の方も増えてきていることにより世帯数が増え続けてきています。
更に、札幌は離婚率が全国平均より高いこと、高齢世帯が移住してくる場合が多いこと等が世帯数の増加をおしあげている原因の様です。
札幌市の人口と世帯数

毎年1月の人口と世帯数をグラフにしてみました。
人口も増えていますが、世帯数も増え続けていることがわかります。
今後もこの傾向は続く模様です。
世帯数が増えるということは、当然ながら1世帯の人数は減ってきます。
こういったことからもコンパクトマンションの人気があがってきています。
コンパクトマンションとは
コンパクトマンションとは専有面積が30㎡〜50㎡前後のマンションのこと。
「ワンルームマンションではせまい」
「ファミリーマンションでは広すぎる」
という単身者やカップル、夫婦などをターゲットとしているマンションのことです。
都市型のコンパクトマンションは、限られた広さでありながら駅近くなど利便性が高く交通アクセスがいい場所が多いです。
クオリティの高い設備や、万全のセキュリティ、ホテルライクな内廊下・フロントサービスなど、高級ホテルのような仕上がりの物件もあります。
更に、コンパクトマンションは売却しやすいという特徴があります。
駅に近いことで資産価値があり、投資家に売却することもできます。

札幌のコンパクトマンション
2018年2月に狸小路5丁目直結で「クリオ札幌大通」(南3西5)が分譲されましたが、こちらは単身者にとても人気があったようです。
35㎡から58㎡のお部屋が69戸で、地上15階建て。
狸小路直結のため雨でも濡れずに地下街に行けて、すぐに地下鉄に乗れます。
さらに狸小路には様々な店舗があることやオフィスビルにも直結、すすきのにも近いということもあり、購入者は30代~40代の単身男性・女性が割合として多くを締めたようです。
更にその人気を察知してか、ファミリー向けマンションよりもコンパクトマンションの方が金額がお手軽なので、投資目的で購入する方も多くいたようです。
賃貸マンションではなく分譲マンションがコンパクトに
いままではコンパクトなマンションといえば賃貸マンションが主体でした。
ワンルームや1LDKといえば若い人や単身者が住む賃貸マンションというのがなんとなーくの常識でした。
これからは単身者が増えてくる予想なので、不動産業界もターゲットを変えてコンパクトマンションの建設や分譲が増えてくると思われます。
更に建築費や人件費の高騰により不動産業者もマンションの販売価格を高くするしかありません。
ファミリーマンションと比べコンパクトマンションの価格は低いので手軽に購入できると思えるような価格設定です。
今後はコンシェルジュやカラオケルーム、バー等の共有施設等の付加価値をつけて、防犯・セキュリティを強化し、駅近でホテルライクなマンションを販売してくるものと思われます。
単身者の高所得者層が狙われてる(?)と思われます。
駅チカで共有施設がついて快適、すぐに買い物や外出ができ、札幌だと緑が身近にありとても魅力的です。
最近の断捨離ブームもあり、必要最低限のもので生活する人は生活スペースも最低限にという方も増えてきています。
通勤地獄もなく、オフィスから近い場所で生活し、自分時間を快適に過ごし、最新性・機能性を重視。
コンパクトマンションは現代の生活ににあっている選択と考える方が多いことから札幌にも増えてくるものと思われます。