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地下鉄東西線の利用者増、一番利用者が増えたのは何駅?

札幌地下鉄の乗車数が増加

札幌地下鉄東西線の乗客数が8年連続で増加したことが、札幌市交通局により発表されました。

平成29年度(平成28年4月から平成29年3月まで)の東西線の乗客は1日あたり239,702人で、前年度より5,642人増加
南北線は236,548人で2,799人増になりました。

平成27年度の1日平均輸送人員数から、東西線が南北線を超えているのがわかります。

南北線の人員数も伸びているのですが、東西線には及びません。



東西線駅別乗車人員数

東西線の駅別、過去5年の表を作成してみました。(※札幌市統計書より)

大通駅以外はすべて、1日の乗車人員は増えています。

ベスト5は、

1.宮の沢

2.円山公園

3.西18丁目

4.西11丁目

5.白石

 

宮の沢駅が1番の利用者増

注目すべきは「宮の沢駅」です。

地下鉄東西線の終点であること、隣接して宮の沢バスターミナルがあることにより手稲区や小樽方面からの乗客も多いと思います。

昨年には新発寒に戸建て分譲の「プラチナタウン新発寒」ができ、すぐ隣の敷地に複合商業施設「クロスモール新発寒」(新発寒2条1丁目)もオープンしています。

「クロスモール新発寒」には「マックスバリュ」・ファッションの「サンキ」・「サツドラ」・「ダイソー」・「ホリデイスポーツ」・「魚べい」・「ラーメン山岡家」等、ファミリー層には欠かせない様な店舗が出店しています。

宮の沢駅までは、バスで15分程です。



宮の沢バスターミナルから出ているバスは、手稲駅・琴似駅・星置駅・小樽駅の他に、あすかぜ高校や北海道科学大学行もあり、たくさんの方の利用があるものと思われます。

宮の沢駅周辺も分譲マンションが複数建設されたり、西友やちえりあ(札幌市生涯学習センター)、2016年には大野記念病院(276床)が高度急性期医療の総合病院として開院しました。

石屋製菓の白い恋人パークは、外国人観光客が多く、バスの団体もいる様ですが地下鉄に乗ってやってくる方が多いです。

こういったことが地下鉄乗車人員増の理由だと思われます。

1日乗車人員増加駅の比較

円山公園、西18丁目、西11丁目は、円山人気とマンション増に関連して人口増しているのが明らかです。

5位の白石は、白石区全体で人口増となっています。

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東豊線は利用者が減少

一方で、東豊線の乗客は1日あたり151,581人で7年ぶりに減少しました。

昨年は1日あたり152,136人でしたので、1日あたり555人の減少になります。

北海道日本ハムフィターズが札幌ドーム(福住)から北広島へ移転することが決まり、福住駅の利用者が激減するのは確実なのですが、まだ移転していないのにこの数値はマズイのではないのか。。

東豊線は、清田区方面への延伸の話もでていますので注目していきたいと思います。

 

札幌地下鉄は黒字

3線合わせた地下鉄全体の乗客数は、627,831人で6年連続増加。

札幌市交通局は、市電と東豊線は赤字、東西線と南北線は黒字です。

雪に覆われる季節が長い札幌には地下鉄は不可欠となっています。

これからも黒字が続いて行ってほしいなと地元民として応援しています。

 

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