中央区役所建替え後は複合施設へ
札幌市は、昭和47年に建築された中央区役所が、施設・設備の老朽化や耐震性能の不足といった課題を抱えていることから、建替えによってこれらの課題解決を図ることにしました。
区民アンケートやワークショップによる議論で、新庁舎には利便性や快適性の高さを期待する意見が多かったことから、分散する公共施設を集約する必要があると判断した模様です。
そのため、中央保健センターと中央区民センターの機能を合わせた複合施設とする方針です。
2019年3月にも計画が策定される予定です。
現在は、南3西11に保健センター(中央健康づくりセンター)が、中央区役所の隣接しておりますが、建物は別です。
さらに中央区民センターが南2西10にあり、3つの機能を集約できる複合施設を建設します。
現在の保健センター(南3西11)と区民センター(南2西10)は比較的新しいため、新庁舎完成後は市の別部門での活用を検討しています。
区役所、保健センター、区民センターを集約して中央区役所建替えとなります。
現在の中央区役所は賃貸住宅と一体の建物のため、現在の入居者の転居が完了した後から解体工事に入る予定で新庁舎は6年後(2024年)の完成予定となっています。
仮庁舎はNTT大通西2丁目ビル
この6年の間は仮庁舎として札幌市役所と同じ区画にある大通西2丁目の「NTT大通西2丁目ビル」に移転する予定です。

大通り沿いのミスタードーナツが入っていたビルというとおわかりになるでしょうか。
2017年12月に札幌市が取得した後、テナントであったミスタードーナツやローソン、花の舞等が撤退しています。
西2丁目ビルはRC造、地下1地上6階、延べ1万1508m²の規模を持ったオフィスビルですが、今後は改修設計をしながら、区役所機能を移す考えです。
仮庁舎の予定であるNTT西2丁目ビルの改修工事は2019年度の開始予定です。
札幌市内の複合庁舎
札幌市内では白石区複合庁舎が2016年11月にオープンしています。
白石区役所と白石区民センター、白石保健センター、白石区保育・子育て支援センター、えほん図書館が一緒の建物内の中にあり、白石駅直結のため利便性もかなり高いです。
イメージとしては、そういった感じですね。
スケジュールのまとめ
★スケジュールのまとめ★
2019年度 仮庁舎改修工事
2020年度 仮庁舎に区役所機能を移転
現庁舎の賃貸住宅の方の転居が完了ししだい解体
2024年度 新庁舎完成予定、その後に移転
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