オリンピック招致を2030年に変更
札幌市の秋元市長は、2026年招致を目指していた冬のオリンピック・パラリンピックを2030年招致に変更することをJOC(日本オリンピック委員会)に報告しました。
2030年であれば、北海道新幹線の延伸スケジュールと合うことでニセコ-札幌間の交通整備等が整うと判断したことからです。
札幌市は、新幹線の開業や高速道路整備などの計画に4年を費やした方が、開催権獲得の可能性が高まるだろうと考えたようです。
まだ2026年の招致から完全に手を引いたわけではないですが、冬季オリンピックが今後3大会連続アジア開催となってしまうところにも懸念しています。
2018年 韓国・平昌
2020年 東京
2022年 中国・北京
2026年 またアジアってどうなの???
という考えなんでしょうね。

2026年冬オリンピック招致に名をあげている都市
★日本・札幌
★オーストリア・グラーツ
★カナダ・カルガリー
★イタリア・(ミラノ・トリノ・コルティナダンペッツォ)
★スウェーデン・ストックホルム
★スイス・シオン
★トルコ・エルズルム
国際オリンピック委員会(IOC)において来年9月に開催都市を選出することになっています。
北海道新幹線札幌駅開業も前倒し?!

北海道の高橋知事は、札幌市が2026年招致から2030年招致へ変更される動きがあることにより、2031年春に札幌駅開業予定の北海道新幹線も前倒しできる様に国に要請した様です。
2015年初頭までは、2035年開業予定でしたが、同年1月14日に開催された政府・与党整備新幹線検討委員会で、5年前倒しが決まったばかりです。
2035年開業予定⇒2030年開業予定⇒2029年開業予定
当初の予定よりかなり前倒しになってきました。
一般人にはわからないですが、関係者の方はきっと大変ですよね(><;)
財源の確保ができるから前倒しが決まるんでしょうけど、土地の買い取りや、費用、工事スケジュール等がすべて見直し。

在来線の経営分離の問題
新幹線駅開業の前倒しを歓迎する声は聞こえてきますが、その一方で負の部分も前倒しになります。
北海道新幹線の札幌駅が開業されると、在来線の経営分離が行われるそうです。
札幌-小樽間はひきつづきJR北海道
小樽から函館間は新幹線と並行して走ることになる在来線は経営分離される模様。
採算面で苦戦している函館―小樽間の在来線がなくなってしまったら・・・困るのは在来線を使用している地元民です。
JR北海道が10日発表した2018年3月期の連結決算によると、北海道新幹線の営業赤字は100億円と前の期(54億円)に比べ2倍近くに増えた。開業効果が一巡し、利用者数が落ち込んだうえ、インフラ修繕費がかさんだ。安全関連投資が217億円に膨らんだため、最終損益は87億円の赤字と2期連続の赤字。依然として厳しい経営状況が続く。
引用:日本経済新聞 2018年5月11日記事
新幹線の営業赤字が巨額だとわかっていて、誰が背負うでしょう。。
いいアイデアがあるのかな。。
疑問がつのるばかりです。
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