プロ野球・北海道日本ハムファイターズの移転候補地が、北広島市の「きたひろしま総合運動公園」に決まったということで、今朝、記者会見が行われました。
札幌市の真駒内公園んと2択の状態でしたが、
・土地が広く施設配置を行いやすいこと
・整備費用の一部負担などを盛り込んだ北広島市の支援策を評価したこと
が決め手となった模様です。
北広島市の「公園区域に関する土地の無償使用」や「固定資産税と都市計画税の免除」って広大であればあるだけ球団にとってはメリットになりますもんね。
日本ハムは、球団と電通(本社・東京)とで準備会社「北海道ボールパーク」を設立して、これから数年で具体的な事業計画を策定し、収益性をきちんと見極めた上で、2023年の開業をめざすとのこと。

イメージ図では、球場に近い場所にJR新駅の開設を想定。
ドーム形の新球場の屋根を透明の素材にしたり、天然芝を使った球場をイメージしています。
球場だけでなく、商業施設や住宅・子育て施設も併設し、観客が長く滞在できる「アジアナンバーワンのボールパーク」建設を目指すとのこと。
レストランや公園、マンション、一般向けの野外球場を配置、5000台分の駐車場も完備し、日本のプロ野球団本拠地では初のマイカー利用型球場となる模様です。
野球観戦のみではなく、他の施設も充実させるというところが球団にとっても魅力的だったのかもしれません。
日本ハムグループはボールパークにおいて、食とスポーツを通じた心と体の健康づくりの推進と新たな食文化の創造を図ります。
日本ハムだけに、すごく美味しいレストランができそう♪
と、あまり他の人が注目しそうもない文面に期待してしまいました。

引用:北海道新聞 2月4日記事より
一番の問題となっているのが、やはりアクセスについてです。
駐車場が5000台ということですが、周辺道路に渋滞がおきてしまっては問題あります。これから周辺道路の新設や整備に力をいれていかなくてはいけません。
そしてJR新駅は本当にできるのか。駅ができたとしてもJR千歳線は貨物列車や特急が走っており輸送キャパがありません。
新駅予定駅の隣駅である北広島駅から新球場予定地までも徒歩20分弱かかるため、歩くというのは現実的ではないですよね。シャトルバス運行などの対応を検討している模様です。
ただ、北広島市は札幌に隣接しており、高速道路や国道が通っているため、車社会の北海道では使いやすい場所ともいえます。新千歳空港からも車で20分と遠くはありません。
問題は山積みですが、どのように解決していくか見ていくのも楽しみです。
さて、日ハムファイターズが本拠地を移動してしまい、今まで使用していた札幌ドームは収益がかなり減ってしまいます。今後どのようにしていくか。。。ですね。
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